式
プロデルの式は、次のように分類できます。
- 手順呼出し式
- 関数式
- 算術式
- 変数
- 定数
- ブロック式
- オブジェクトアクセス式
定数
定数は、次の通りです。
プロデルでは、マニュアル中で《 》に指定する式として、定数や変数、計算式などを書けます。
算術式
式には、値を取得できる手順や計算式があります。これらは[ ]や( )で囲むことで、明示的に式であることを表せます。
算術演算子
プロデルでは、四則演算など次の演算ができます。演算式の優先度は、式の優先度に記載しています。
記号 | 意味 |
---|---|
+ | 足し算 |
- | 引き算 |
*(×) | かけ算 |
/(÷) | わり算 |
^ | 累乗(べき乗) 例 4^2 → 42=16 10^10 → 1010=1000000000(1E+10) |
¥ | 整数の割り算の商(あまりを出すわり算) 例 10¥3 → 3 |
% | 整数の割り算の余り(剰余) 例 10%9 → 1 |
例文
100*1.8を表示する
値変換の誤差
コンピュータの性質上、計算する際にわずかな計算誤差が生まれることがあります。
例えば、次のようなプログラムを実行すると、本来は0.1と表示されるべきところが0.1000061と誤った結果になります。
295.5-295.4を表示する
この現象は、プロデルの不具合ではなく、小数点を含む数値をメモリ上に格納する際に起こります。このようにほとんど等しい小数点以下の計算を正確に行いたい時は、計算誤差が生じる可能性が少ない固定小数型の変数に代入してから計算すると、誤差を回避できます。
【値1:固定小数】は、295.5 【値2:固定小数】は、295.4 値1-値2を表示する
なお、整数型ではこのような誤差は発生しないため、10倍した値を整数型として格納しておき、必要に応じて1/10にすると言った工夫も考えられます。